外国からのお客様


世界に300店。もちろん四国初だ。
フランスから本物のビストロに認定されて数か月たって、
公式ガイドブックにも載っているからか、外国からのお客様が増えてきた。
今日はちょっとそんな話。


予約をしてくれたにもかかわらず、
はじめは、階段から店内を黒板をのぞいて、どう?って少し不安そう。
外国だと、言葉が分かるかが不安だよね。
でもメニューをじっくり眺めて、安心してから入ってくる。

フランス料理店だから当たり前なんだけど、
メニューは、料理も飲み物も、フランス語と併記してあるから
お客様も特に困ることもなく注文できるというのもウリのひとつだ。

それからよく言われるのは、
高松には、看板と違う店が多いという話。
確かに Bistro って書いてても、
ワインを置いてる創作居酒屋ってことはよくあるよね。
これは僕も気になってた。
日本中で言えることだけど、フランス料理を提供してないんなら、
フランス料理店 って看板を掲げちゃだめでしょ。

“ これぞビストロ ”  なメニューがずらりと並ぶ黒板を見たら、ひと安心だよね。


外国のお客様の注文の仕方は、それこそ旅行のガイドブックに書いてある通りだ。
日本人のようにシェアして少しずつつまむように食べることはまずしない。

 -私はこれを食べる。

考えてみたら当たり前のことだけど、見ていてなんだか格好いい。
外国に旅行に行ったら、こんなふうに振る舞えばいいって良い手本だよね。


Entrée(前菜)一皿と、 Plat(メイン料理)一皿。
二皿完結の食事を好む。
そのあとにFromagesを食べるかどうかはお腹のすき具合だけど
Dessertは必ず食べるね。もちろん男性だって。

そうそう、食後のCaféを飲みながら必ずこんな話になるんだ。

 -地方都市に本物のビストロがあるなんて!!
 -日本風の創作フランス料理じゃなくてよかった。
 -シェフは日本人なのに、なんでこんなに本物の料理が作れるの?
 -フランスで何年くらい働いていたの?

すごく嬉しい。

本格的って言われてもちっとも嬉しくないでしょ?
「本格的」って、根本は偽物なんだけど、まぁ本物に近いかな、みたいな。

フランスよりもフランスらしく、僕たちの「本物」が伝わって、
 -高松に来てよかった
 -日本がますます好きになった
一様に興奮して、これからの旅の予定を笑顔で話してくれるんだ。
最高だね。

「美味しい」は人を幸せにする。これはもう、世界共通なんだね。
小さな店だから、こんなお客様がいらしたら
高松ってことを忘れて、いっきに遠く離れた異国のビストロだ。
以前に比べてぐっと増えたから、運がよかったら(?)体験できるはずだよ。

フランス語でメニューを書いているからこそ生まれた出会い、だね。




扉を開けたらそこはフランス。

 Bonsoir!

日本に数店しかない、本物のビストロへようこそ!



ランスよりもフランスらしく
受け継がれてきた本物の味を。
 


「本物のビストロ」の証 “Bistrots Beaujolais” に認定されました。
2017公式ガイドブック GUIDE DES BISTROTS BEAUJOLAIS

chef

フランスって美味しい!
タブロノワールのホームページはこちら 
→  Bistro Tableau Noir 

ご予約はお電話で。

Tel : 087-813-2014

定休日は火曜日です。